ニューホール
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1787〜90年
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コーヒー・カップ:H=66mm、D=68mm/ソーサー:D=130mm
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ニューホール窯第二期初頭の数年間に製造されたコーヒー・カップである。やや青灰色がかった硬質磁器が用いられ、造形は鋭く、高台など細部まで大変きちんとした仕上がりになっている。 |
ダービー
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1787〜95年 活字体でKの刻印
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ティー・ボウル:H=53mm、D=79mm/ソーサー:D=131mm
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18世紀末、ダービー窯をウィリアム・デュズベリ二世が経営した短い時期に製造されたティーボウルで、1795年からマイケル・キーンが資本参加する以前の作品である。ダービー窯は高級品中心のメーカーで、しかも染付の作例は少なかったが、本品のような簡素なデザインの作品も残されている。ただし染付・金彩ともに仕上がりは精密とは言えない。本品は普及品であり、18世紀ダービー窯の技術力を、この程度のものと考えるのは誤りである。 |
カーフレイ
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1780〜90年 染付でSの窯印
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コーヒー・カップ:H=66mm、D=67mm/ソーサー:D=136mm
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バーティカル・フルート型のカップに「カーフレイの耳型ハンドル」が取り付けられている。素材は同時期のウースター窯と共通のステアタイト磁器である。 |
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