ジョージ・フレデリック・バウアーズ
1848〜50年
コーヒー・カップ:H=65mm、D=80mm/ソーサー:D=144mm
 ジョージ・フレデリック・バウアーズは、スタッフォードシャー州タンストールに工場を構えた窯業者で、スタッフォードシャー窯業群に属し「ブラウンヒルズ・ワークス」と称した。
 本品はG.F.バウアーズが1848年に意匠登録したカップ&ソーサーである。この形状のハンドルは、ティーポットに取り付けられるデザインで、カップに用いられることは珍しい。口縁部にはCスクロール形の隆起が立体的に造形されている。
 ステンシルによる白抜き文様を伴う灰色地に、エナメルで多種の花絵が描かれ、金彩も豊富に施されている。
 

サイトに掲載の写真、文章等の無断転載・転用は堅くお断りします。
Copyright (C) 1999 mandarin d'argent, LTD. All rights reserved